草間動物病院

松本市埋橋2-7-11(地図はこちら)  TEL:0263-33-2875

診療時間:平日9:00~12:00/15:00~19:00 日・祭日:9:00~14:00 水曜休診

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年月


2011年12月

最近当院で飼っている7歳のフレンチブルドックの歯ブラシをVT(獣医看護師)さんに してもらっています。本当は子犬の時から歯ブラシはしなければいけないのですが私の怠 慢で今になってやってもらうようになりました。指に絆創膏をまくような紙でできたもの でブラッシングをしてもらっています。

前歯はもちろんですが奥歯もしっかり磨けるよう で昔の白い歯に戻りつつあります。目にみえている歯の汚れはとれてきましたが歯と歯肉 のあいだのポケットには歯石が残っています。歯の汚れ(歯垢)を放っておくと歯石にな ります。そして歯石があることでポケットの中にはたくさんのばい菌が住んでいます。そ のばい菌が心臓や腎臓の病気や糖尿病を起こす可能性があります。歯ブラシがきちんとで きるようになったので、歯石もとってそのあと歯の汚れがつかないように歯ブラシを続け ていく予定です。これから彼のお口は歯石も歯垢もないきれいなお口になるはずです。


2011年11月

今回は猫さんの膵炎についてお話しします。

ネコさんが吐いたとき毛玉で吐いたかなと思われる飼い主さんは多いと思います。毛玉でなく ネコさんが吐いているときはいろいろな病気を疑わなければいけません。胃炎や異物を 飲み込んでいることなどもそうですが膵炎もその一つです。

犬さんが膵炎を起こしているときは激しい嘔吐や腹痛、血を吐く、血がそのまま便のように 出るなど症状がひどくはっきりしているので診断がしやすい場合が多くあります。 ネコさんの膵炎は吐いたり腹痛がある場合もありますが食欲がなくなったり元気がないといった 症状だけの場合もあります。そして膵炎がおきたあとに肝リピドーシスという病気が起きる 場合があります。この二つの病気がいっしょに起きてしまうと治療することがたいへんむずかしくなります。 死亡率が50パーセントをこえるという報告もあります。ちょっと吐いたけどいつもの毛玉 かなとか、2・3日えさを食べないなと思っているあいだに膵炎と肝リピドーシスがおき ている場合もあるということなのです。

こわい病気ですが判っていないことが多く診断が非常に難しい病気です。 最近いろいろな報告がふえてきました。血液の検査でネコさんの膵炎を 調べることもできるようになってきました。少しずつですが今まで助けることがで きなかったネコさんも助けることができるようになると思います。


2011年10月

今回は皮膚病のはなしをします。

皮膚病は原因となるものが非常にたくさんあり、その原因がひとつだけでなく複数ある場合も 少なくありません。そしてその原因を治療するのに何ヶ月も必要となることがよくあります。 複雑にからみあってお互いの原因の特徴をわからなくしてしまって、原因が何なのか わからなくなることもあります。治療に時間がかかるので本当にこれで治るのだろうかと 心配になる飼い主さんも多いと思います。

統計的にみても他の病院に転院することが一番多いのが皮膚病だと言われています。 実際自分で診察し原因はこれだと思って治療を始めますが、他に原因になるものが隠れていないか 治るまでは正直なところ不安もあります。

エサの種類、おやつを与えているか、サプリメントなどを与えているか、季節でかゆみが 変わるか、発情はいつあったか、食器の種類、どういう環境で飼われているか、 家の中や外にどんな植物があるか、他に飼っている動物はいるか、敷物など体に直接 触れるものの種類など、それ以外にもいろいろなことを聞き、実際に問題をおこしている 皮膚の状態を見ながら検査をし診断していきます。

ほかに見逃した原因がないか、いつも以上にいろいろなことに気をつけながら診療しなけばいけない病気です。


2011年9月

昔運動をするときは疲れやすくなるので水をのんではいけないと言われていました。野球 のピッチャーも肩を冷やしてはいけないと言われていました。今は運動をしている時はき ちんとした水分補給をし、ピッチャーは投げ終わったあとしっかり肩を冷やして回復を早 めています。

医療や獣医療で昔当然とされていたことが今はまったく逆さまになっている ことが結構あります。経験やデーターの積み重ねによって、昔やったほうが良いとされて いたことが今ではやってはいけないことになっていることがたくさんあります。

たとえば 傷の治療も昔は乾かして治せといわれていましたが今はなるべく乾かさないで治します。 感染がひどい場合は別ですが傷を消毒しながら乾かすより傷を保護して傷口からでる液を ふきとらないようにしていると早く傷が治って痛みも少ないことが分かったからです。傷 の治療というどちらかというと初歩的でよくあることであってもまったく逆さまの治療に なることもあるわけです。これからもいままでとまったく逆さまの治療になることがたく さんあると思います。過去の常識にとらわれず新しい考えを受け入れられるようにしてい きたいと思います。


2011年8月

診療のカレンダーをみていただければ分かると思いますが私の休日は毎週水曜日です。年 末年始には4日間連続で休みをとりますがそれ以外はお盆を含めて連休をとることができ ないので、泊まりでどこかに出かけることはほとんどできません。(どこの動物病院もほ とんど同じですが。)したがって休日に出かける時は日帰りでおもいっきり遊べるところ に出かけます。

私と子供は海で魚を捕ったり釣ったりするのが大好きです。ともかく海に 行くと異常にテンションがあがります。それとカニを食べるのが好きです。いつものこと ですが今年も新潟県の能生に行きました。高速道路を使って2時間ほどで到着します。海 についたら磯で魚を捕ったり釣りをしたりします。昼になったら道の駅のマリンドリーム 能生に行ってベニズワイを食べます。私は本ズワイ(越前がに)より味が淡白でやや甘み があってミソもおいしく本ズワイより値段も安いのでベニズワイがお気に入りです。ちょ っと贅沢ですが他に何も食べずカニだけの昼飯をとります。食べ終わったらまた海にいっ て磯遊びや釣りをします。そして夕方になったらうみてらす名立というところに行っ てお風呂にはいります。露天ぶろが二階にあって西側が全開で海が見渡せるようになって います。海に大きな夕日が沈んでいくのを風呂に入りながらゆっくり見ていることができ ます。

ワンパターンで同じことを今までに何回も繰り返していますが毎回満足して帰って きます。できれば来年もまた行きたいと思っています


2011年7月

以前、温度や湿度や気圧が変化するときや季節の変わり目に同じ病気で来られる患者さん が多い気がするというお話しをしました。最近の新聞に載っていましたがテルモという医 療機器メーカーが7年ほど前から健康天気予報というのを毎日更新しているそうです。

気温、気圧、湿度の条件によって人の関節痛や熱中症や高血圧などがおきやすいかどうか予 報を出しています。人の関節痛は気圧と気温が下がるとき(天気が悪くなるちょっと前な ど)に耳にあるセンサーが働いて自律神経のうちの交感神経が優位に働き出して痛みを感 じる神経が活発になって痛みを強くするそうです。自律神経が動けばホルモンの分泌や免 疫にも影響がでるはずです。

いぬさんでは天気が悪くなるちょっと前に胃炎をおこしたり膀胱炎をおこしたり 心臓の病気がいつもより悪化してしまうことが多いように思います。 もう少しデーターがそろったりエビデンス(根拠)がしっかりできればいぬさんの健 康天気予報ができるかもしれません。


2011年6月

季節外れの台風と梅雨前線の影響で驚くほどたくさんの雨が降っています。薄川も音をた ててうねりながら水が流れています。沖縄では道路を歩いている人が強風で飛ばされてい ました。自然の力に人間は全く無力だと感じます。そして自然というか地球が少しずつ変 わってきている気がします。

私は夕方患者さんが来られていない時を見はからって我が家 のいぬと散歩にでます。薄川の土手を10分程歩きます。晴れた日の夕方は西の山に日が 沈んでいきます。夕日の空のオレンジ色と山の黒い色のコントラストは影絵のようでほん とうにきれいです。

自然はときに恐ろしくときに美しいものだと感じます。大きな地震や 大雨や強風のように恐ろしいのも自然、そして影絵のように美しい山並みの夕日も自然で あり、その中で人間は居させてもらっているのだと思います。自然のすべてを受け入れ感 謝の気持ちを持たなければいけないと感じる今日この頃です。


2011年5月

今回は外耳炎のはなしをします。

いぬさんやねこさんが耳のうしろをかいたり耳の中に指を入れたり首をふっている場合、 外耳炎を起こしていることがあります。とくにコッカー・スパニエル、ラブラドールや ゴーデン・レトリバー、シーズー、ビーグルなどのいぬさんに多く見られます。

耳のなかに炎症を起こす原因はばい菌(細菌)、カビの一種(酵母)の感染や ミミダニ(顔などにつくマダニとは別です)の寄生などがあります。外耳炎はひどくなると 鼓膜の中の中耳に炎症が波及してしまうことがあり、炎症をおこしている側に 首が傾いてしまうことがあります。非常に痛みが強く耳に薬を入れるのが大変になって しまうこともあります。またミミダニの寄生による外耳炎は痒みが強く掻き続けていることで 耳の入り口に血がたまる耳血腫をおこすことがあります。

耳の中に炎症や腫れがないかを見るために耳のなかによごれがないかどうか、 また右と左の耳の入り口の大きさが同じかどうかを耳をあげて見て下さい。 早く気づくことができれば外耳炎がおきてしまってもひどくなる前に治療することができます。 もしうまく見ることができなければ来院された時に確認しますので受付でお話しください。


2011年4月

東北関東大震災および長野県北部の震災に被災された皆様に慎んでお見舞いを申し上げます。 そして一日も早い復興をお祈りします。

3月11日地震があって以降テレビの画像から刻々と被害の甚大さがあきらかになり 余震も重なり松本にいるのに自分も被災してしまったような錯覚に陥りました。 募金をしたり必要なもの以外の買いだめをしないように、電気を無駄に使わないようにしたり、 花粉症ですがティッシュをなるべく使わないようにしています。

いま震災から2週間が経ち自分の精神状態もすこしずつ普通になってきた気がします。 そんななかで今何をしていけばいいのか考えています。とりあえず被災していない地域は いつもどおりのことをしていることも大切なのではないかと思っています。 被災された方々がこれからの復興をされていくなかでほんのちょっと離れた場所の人たちが 普通に生活している姿は追い込まれていた気持ちを少し楽にし前向きな気持ちになっても らえるような気がします。とりあえずできることから始めたいと思います。


2011年3月

大学の入試問題が流失したことがニュースで流れています。

コンピューターのことやインターネットのことに特別詳しいわけではない私にとっては どうしてこんなことが起きるのか不思議です。それと同時にどうしてこの事件を起こした人が すぐに見つからないのかがそれ以上に不思議です。

インターネットに詳しくない人間の個人的な意見ですがインターネットというのは どうして発信者の匿名性を大事にするのでしょう。今回の事件だけでなくインターネット上では 人を誹謗中傷してもそれを言った側の匿名性がきちんと守られ、自分の言ったことに 責任をもたなくてよいことになっているように思えます。何かずるいことする側の見方のように思えてしまいます。

インターネットを使う権利があればそのときには自分が負う責任や義務が生まれてくるのが当然ではないでしょうか。 ヤッタ者勝ちでずるいことをやった人間が罰せられない世の中にはなってほしくないと願っています。


2011年2月

以前、小型・中型犬の寿命は15歳、大型犬の寿命は12歳という話をしました。これは 認知症がおきやすくなる年齢から寿命を推測したものです。

もともといぬさんの歳をひとの歳にすると何歳になるかという計算のしかたは、最初の1年で ひとの20歳、それ以降は1年で4歳と計算します。ですからいぬさんが5歳なら20+4×4で36歳、 10歳なら20+4×9で56歳となります。

最近いぬさんの体重別で、ひとの年齢への換算表というのが発表されていました。 (あくまでも主観的なものですから少し違う換算表もでてくるかもしれません。) そのデーターによると体重が0~9キロまでのいぬさんはさきほどお話ししたとおりの計算をします。 したがって10歳でひとの56歳となります。それ以上の体重のいぬさんはその計算にあてはまらなくなります。

おなじ10歳でも体重9~22.5キロでは60歳、体重22.5~40.5キロでは66歳、 体重40.5キロ以上では78歳となります。人間の56歳、60歳、66歳、78歳の4人の方が並んで いるのを想像してください。いぬさんでは同じに生まれてから10年経つと体重によって これだけの年齢差ができてしまいます。ちなみにいぬさんが15歳の時ひとの歳にすると 小型犬で76歳、中型犬で83歳、大型犬で93歳になります。

ご自分の飼われているいぬさんがひとで言うと何歳になるのか知っておくことは大切なことです。 詳しいことはいつでもお話しできるようにしておきますので来院時などにお尋ね下さい。


2011年1月

ご覧になった方も多いと思いますが『医龍』というドラマがありました。 天才心臓外科医の朝田先生が仲間の協力を得て困難な心臓の手術を成功させていきます。

医龍の放送が終わって少し経ったときに『獣医ドリトル』というドラマが始まりました。 ドリトルというあだ名の獣医師のはなしでした。 最終回でドリトル先生も心臓の手術に挑みます。人工心肺装置を使って心臓の動きを止めて 手術をします。見ていた方は人間も動物も同じように手術をするんだと思われたと思います。 しかし私は心臓の手術をしたことはありません、そして人工心肺装置を実際に使ったこともありません。 ほとんどの獣医師が同じだと思います。医療と獣医療はやっていることは同じことが多いと 思いますがホームドクターと朝田先生のような専門医がきちんと分けられているかどうかが 大きな違いだと思います。

獣医療における専門医は最近になってやっとごく少数の獣医師によって仕事をされている だけなのが現状です。もう少し時間が経てば医療と同じになると思います。

ところで私はホームドクターです。ホームドクターとして大事なことは診断したあとに それが自分でできることかできないことかを判断し、できないことは自分で無理せずに 専門医を紹介していくこともいぬさんねこさんそして飼い主さんにとって大切なことだと考えています。 (もちろん自分がすべてベストなかたちでやっていかれればいいわけですが。)

以前は専門医がいなかったこともありますが自分ですべてをやろうと考えていました。 しかし自分だけでやっていくことには限界があります。今は自分ができないことだと 判断したときこの病気この症状を治すには飼い主さんは何を望まれているかも含めて 何が一番よい方法かを一つ一つ個々に判断していこうと思っています。


2010年12月

ジステンパーについて

今回はいぬさんのかかるウイルスの病気でジステンパーについてお話しします。

いぬさんのウイルス性疾患で代表的なのはパルボウイルス感染症とジステンパーです。 症状は目やにや青ばな(膿性鼻汁)くしゃみ、せきなどの呼吸器症状と吐いたり下痢をしたりする 消化器症状と口がひくひくするチックやケイレンなどの神経症状などがあります。 これらの症状は別々に出る場合や呼吸器、消化器、神経症状と順番に出る場合など様々です。

いろいろな症状があるので診断することが難しい場合もあります。 たとえば子犬で元気はあるけれども体重が増えないとか中年から老年にかけてケイレンが おきるようになった場合など他に考えられる病気がいくつかあって、すぐにジステンパーの 診断ができないことがあるからです。

ジステンパーの診断は抗体か抗原で調べます。抗体はお母さんからもらった抗体や 予防注射でできた抗体、ジステンパーにかかってできた抗体があり抗体があるかないかだけでは 診断がむずかしく、また抗原とはウイルス自体のことでが鼻水便血液などのなかに ウイルスがあるかを調べる検査です。ウイルスが見つかればジステンパーにかかっている ことがわかりますが鼻水便血液にウイルスがでている期間が短くその時期を逃すと感染して いてもウイルスがでないので検査としては陰性になってしまいます。 典型的に症状がでればそれほどではありませんが典型的に症状が出ない場合診断は難しくなります。 治療は症状によってさまざまですが神経症状がでると治療の反応が悪くなってしまいます。

最近いぬさんが全国いろいろな場所から来るようになって衛生的でない場所にいる場合も 多くなったせいかジステンパーの感染が増えてきている感じがします。 きちんとした予防注射がされていればそんなに心配する病気ではありません。


2010年11月

今まで書いてきた自分の文章を読み直して気が付きました。

私の文章はいつも同じ構成になっています。たとえば小学生が遠足の作文を書くと、何処 に行きました、何とかがありました、何とか君がこんなことをしました、楽しかったです。 というような文章になりがちですが私は今になってもそのままなんだと・・・。実は私は 国語が苦手です。自分の弱い所というのは無意識のうちに頭のなかにあるようで最近でこ そありませんが、これからまた獣医師の国家試験を受けなければいけないという夢をみる ことがあります。その国家試験の科目になんと国語が入っていて国家試験に受からないか もしれないと、うなされる夢です。起きたときは本当に夢でよかったとうれしくなります。 そのぐらい国語は苦手なんです。これからも同じような文章しか書けませんが国語が苦手 な人の文章だからこんなもんだろうと思っていただけたらありがたいです。なるべくわか りやすい文章にはしたいと思っていますのでよろしくお願いします。


2010年10月

例年夏の終わりから秋にかけて花粉によると思われるアレルギーで痒みがでるいぬさんが来院されます。

今年は残暑が厳しかったせいかいつもより遅く9月20日頃から痒みのでるいぬさんが増えてきました。 毎年花粉にアレルギーのあるいぬさんは同じ日に痒くなって同じ日に来院されることが多かったのですが 今年は来院される日がまちまちでした。秋に飛ぶ花粉はよもぎ、ぶたくさ、おおばこなどです。 (私は植物のことはよく知りませんが。)東京都八王子市のデーターですが9月6日ころから ぶたくさの花粉は飛び始めていますがよもぎはほとんど飛んでいません。 花粉の飛び方がいままでとかわってきてアレルギーのでかたも花粉ごとにずれているのかもしれません。

またアレルギーの治療はそのいぬさんによってちがいますが、最近今までの治療に加えて皮膚の保湿を しっかりやってもらっています。思った以上にかゆみがおさまっている感触があります。 保湿だけでは治療できませんが痒がる様子が今までと違うと言われる飼い主さんが多くいます。 アレルギーの治療というと私達獣医師は、抗アレルギー剤を使って次ぎはステロイド、 インターフェロン、免疫抑制剤と薬を変えることに重点をおいて考えがちですが治療は 薬だけではないと感じました。同じ病気でも、もっといい治療の仕方がないのかいろいろな方向から 考えていかなければいけないと思いました。


2010年9月

今年は夏の甲子園を何試合も見ました。

優勝した沖縄の興南高校を見て久々に高校生らしいさわやかさを感じ応援したくなったのがきっかけでした。 10年以上まえに夏の高校野球を甲子園球場で見ました。外野から球場に入ると一生懸命プレーする選手と それを応援する両校の応援団が波のように声援を送っている姿が目の前に飛び込んできました。 胸をぐっとおしつけられて動けなくなるような感動を憶えました。 甲子園でプロ野球を見たこともありましたがそこまで心を動かせれた感覚はありませんでした。 それ以来野球というより夏の甲子園を見るのが好きでした。

最近は負けたら終わりの高校野球なのに、なんとなくあっさり試合をしているような感じがして あまり甲子園を見なくなっていました。言い方は悪いと思いますがスター気取りの選手が多いように 思えます。そんななか興南高校の選手はピッチャーをはじめ他の選手も試合だけに集中し 浮ついた様子がみじんも感じられませんでした。当然同じようにプレーしている高校や選手もいると 思いますが思い込みもあって興南高校を応援していました。 いくつになっても忘れてはいけない”謙虚な気持ち”を彼等から教えてもらった気がしました。

そして年をとればとるほどなくしてしまいがちな”謙虚な気持ち”を忘れずに診療をして いかなければいけないと思いました。


2010年8月

今回はむずかしくないお話しをしたいと思います。つまらなかったらすみません。

私が小学生だった時、友達と友達のお兄さんと遊んでいたときにそのお兄さんに将来の夢 について聞かれました。私はそのころ漠然と科学者になりたいと思っていました。

そんな話を友達のお兄さんにするとそのお兄さんは、俺は獣医になりたいと言い、 おまえが科学者になったらおまえが作った薬を使って動物の病気を治すと話してくれました。 そのときに初めて獣医という職業を知りました。そのときから獣医という言葉がいつでも 自分の頭のなかにあったような気がします。

そして中学に入り自分のやりたい仕事はと聞かれると獣医と答えていました。 夢は膨らみ北海道の大学に行ってそのまま北海道で動物病院を開業したいと思っていました。 そのころはスーパーカーブームで車好きの友人は私が北海道で開業してから乗ることができる 雪に強いスーパーカーを教えてくれました。中学の時点で乗る車も決まっていましたが 北海道の大学にはいかれず開業も車も実現しませんでした。 ときどき、先生はなんで獣医になろうと思ったんですか?と聞かれる時にいまのはなしをしますが 私にとってはなんとなく懐かしい思い出です。


2010年7月

今回はフードについてお話しします。

ご存じのようにフードはペットショップや量販店と動物病院で買うことができます。 そのなかで動物病院のみで扱えるフードを処方食と言います。 特定の病気の時に食べてもらうフードです。 実際には手術の後の回復期やがんになってしまった時、脳に年齢的変化が現れたとき、 おしっこに結石ができたとき、心臓の病気がある時、吐いたり下痢又は便秘の時、 食べ物にアレルギーがあるとき、関節炎、腎臓が悪いとき、肝臓が悪い時、歯肉炎や 歯石をつけないため、肥満の時、糖尿病、皮膚病の時など非常に多くの種類があります。

処方食は一般のフードに比べると値段の高いフードです。しかし病気の治療も兼ねているので その分高くなっていると思って下さい。

たとえばおしっこに結石ができるネコさんは一般のフード(特にドライフード)を食べていると 結石ができてそれが尿道にひっかかっておしっこがでなくなります。 カテーテルという管を入れたりそれもできないときには手術をしなければいけません。 それにかかる治療費は相当な額になります。そのような治療が必要なくなる場合が多いので 変な言い方ですが結果的には割安になるということです。 そしてイヌさんネコさんにとっては病気にならない又は病気がよくなるということなので 快適に暮らしやすくなるということになります。

上に書いてあるような病気がある場合は処方食による治療があることを憶えておいて下さい。 もちろん診察のときに処方食が必要な場合はお話しします。


2010年6月

今回は乾性角結膜炎という病気についてお話しします。

乾性角結膜炎は涙が出にくくなったり作られにくくなったりする病気です。

原因としては先天的に涙をつくる場所が発達していなかったり神経から指令が出なくて涙がでない場合や ジステンパーやヘルペスウイルスなどによる感染やサルファ剤という薬を長く投与されたときにおきます。 また自分の免疫が涙を作る場所を攻撃してしまうこと(自己免疫性)でもおこります。 涙がつくられなくなるので目が乾いてきます。 その状態が続いていると以前お話ししましたが角膜に傷ができて白いべたっとした目やにがつくようになります。

治療は涙を作るところに働く神経を動かす眼薬を使います。それでも涙がでない場合は免疫抑制剤の眼薬を使います。 ステロイドも効きますが角膜に傷がある場合に使うと角膜が白くなってしまうので普通は使いません。 眼薬は基本的にずっと使っていく必要があります。 どうしても眼薬がさせない場合は当院では経験がありませんが耳下腺というよだれのでる管を移動する 手術をしなければならないことがあります。

目が乾いていると気になって痛みもあります。キャバリアに多いように思われます。 白い目やにがでるようになったら気をつけて下さい。


2010年5月

今回は前回に引き続き肥満についてお話しします。

前回は肥満だと思っていたら病気だったというお話しをしました。今回は肥満になると 体にどんなことがおきるのかをお話しします。

肥満とは余分な脂肪の沈着によって体重が増えることです。そのことにより高血圧にな ったり心臓に負担がかかります。また酸素が今までより必要になるのに空気を上手に取り 込めなくなってハアハアしやすくなって暑さに弱くなります。増えた体重を支えるために 関節に負担がかかります。免疫も弱くなりますので皮膚に感染がおきやすくなります。糖 尿病になりやすくなったり発情がわかりにくくなったり、妊娠したとき胎児が大きくなり やすく難産になりやすくなったり、肝臓が悪くなる場合もあります。他には麻酔が覚めに くくなったり、同じ手術でも脂肪があることで手術がしずらかったり出血が多くなってし まうこともあります。

もう一度ボディコンディションスコアを見ていただいて ご自分のイヌさんが肥満でないか確かめてみて下さい。


2010年4月

今回と次回は肥満についてお話しします。

肥満は単純性肥満とそれ以外に分けることができます。 今回は普通に太っている(単純性肥満)と思っていたらそうではなかったという肥満についてお話しします。
肥満かどうかはボディコンディションスコアというもので五段階にわけて評価します。 (当院のホームページにのっていますのでご覧下さい。) 普通に太っている訳ではない肥満とは浮腫(むくみ)や腹水、お腹に腫瘍などがあってお腹が膨らんでいる場合や 副腎皮質機能亢進症というお水をたくさん飲む病気、糖尿病で特に発情期のめす犬さん、 寒がりであまり食べないのに太っていることが多い甲状腺機能低下、てんかんのような発作をおこす インシュリノーマといわれるような病気などで太っている場合などのことです。 他には薬によって太る場合もあります。

太っているほうがかわいいと思われるのも分かりますが太っているとからだによくないこ とがたくさんあります。そしてただ太っているだけだと思っていたらいろいろな病気がお きていることがあることも憶えておいて下さい。


2010年3月

狂犬病について

最近のニュースで2009年の一年間で中国では2000人以上の人が狂犬病で亡くなっているとの報道がありました。 法定伝染病の死亡者数としてはエイズ、肺結核についで3番目に多いとのことです。

前にもお話ししましたが狂犬病はイヌさんだけの病気ではありません。哺乳類のすべての動物が罹るといわれています。 日本では1956年以降国内の発症はありません。 これは日本国内で狂犬病をもった動物がいなくなっているのと検疫によって 海外から狂犬病の動物が入らないようにしているからです。 しかしすべての動物に検疫をしたり狂犬病の予防注射をしているわけではありません。 検疫をすりぬけて狂犬病の動物が入ってくる可能性は十分あります。 というか日本で狂犬病がでないのが不思議なくらいだと言われています。

たとえば海外から輸入された動物が狂犬病に罹っていて日本国内に入ってから逃げてしまい、 狂犬病の注射をしていないイヌさんにかみつけば、そのイヌさんは狂犬病を発症します。 発症すればほぼ100 パーセント死亡します。偶然が重ならなければ起こらないことですが これから十分考えられることです。イヌさんや間接的に人が狂犬病にならないように、 ほとんど家のなかにいるイヌさんも狂犬病の注射はうけていただいたいと思います。


2010年2月

今回はケンネルカフについてお話します。

カフとはセキのことです。イヌさんの感染によってセキがでる病気として代表的なものとして ジステンパーがあります(ジステンパーはご存じの方が多いと思いますが違う機会にお話しします)。 それ以外としてケンネルカフがあります。

この病気は原因がひとつではなくパラインフルエンザやアデノウイルスと言われる ウイルスやボルデテラという細菌などいくつかの病原体によってセキをする感染症を まとめてケンネルカフと呼んでいます。 たくさんのイヌさんのいる場所に行ったりイヌさんのたくさんいる場所から来たりした ワクチンを受けていないイヌさんがセキをして来院された時、何らかの感染症を疑います。 その場合まずジステンパーの感染を調べます。ジステンパーは肺炎になって命にかかわる場合が多く、 ながく時間が経ったあとに脳炎を起こすこともあるからです。 それにくらべるとケンネルカフはそれほどひどい症状はでません。 ただひどいセキがながく続くことがありますので治療には時間が必要な病気です。

たくさんのイヌさんのいる場所にいったり来たりしたあとにセキをするようになったら ジステンパー以外にケンネルカフという病気があることを憶えておいて下さい。


2010年1月

今回はいぬさんの糖尿病の話をします。

いぬさんの糖尿病は水をたくさん飲んでおしっこをたくさんして、たくさん食べるのに痩せてくる というのが典型的な症状です。膵臓で作られるインシュリンというホルモンは血糖値を下げます。 インシュリンはからだのいろいろな細胞の中に糖を送り込み、結果的に血管の中の糖を減らす働きがあるからです。

糖尿病になると膵臓のインシュリンを作る場所が免疫や炎症などによって壊されて インシュリンが出なくなったり、他のホルモンの影響などでインシュリンに抵抗性ができて しまったりして血糖値が上がってしまいます。 血糖値が上がってくると尿の中に糖が出てしまいます。糖がでると水を浸透圧と言うもので 引っ張る状態になりたくさんの尿がでるようになります。そしていつも以上に尿がでるので のどが乾いて水をたくさん飲みます。また糖が尿と一緒に捨てられてしまうので食欲は いつも以上になるのに体重は減ってしまいます。糖尿病が進むと白内障になったりや腎臓 が悪くなったり感染がおきやすくなったりします。

いぬさんの糖尿病を治すためにはほとんどの場合インシュリンが必要です。 インシュリンは種類によって効いている時間が違います。 インシュリンの種類と回数や量が決められれば血糖値のコントロールはうまくできます。 そして血糖値がコントロールできていれば普通の生活が送れます。また肥満になると糖尿病になりやすくなります。 糖尿病の予防のひとつとしてはいぬさんを太らせないことは大切なことです。


2009年12月

今回は犬パルボウイルス感染症についてお話しします。

犬パルボウイルスに感染すると激しい嘔吐とひどい下痢の症状がでます。 とくに便は血便または血液そのものが出ているようになります。 また子犬では心臓の筋肉に炎症をおこすことがあります。 心筋の炎症は命の問題になることもあり、吐いたり下痢をする前に起きることが多いので 原因不明の突然死となってしまう場合があります。 致死率の高い病気ですがインターフェロンやタミフル(当院では使用例がありませんが)を使うことで治癒率 があがっています。

とはいえパルボウイルスにかからないように予防をしていくことが一番大切です。 生まれてすぐの子犬はお母さんからもらった免疫があるのでウイルスに感染しませんが、 生後2ヶ月から4ヶ月のあいだにお母さんからもらった免疫はなくなってしまいます (お母さん自体が免疫をもっていない場合は免疫をもらうことはできません)。 予防注射はお母さんの免疫がなくなる2ヶ月から4ヶ月の時期にしていきます。 その後の追加接種も大切です。またパルボウイルスは非常に強いウイルスです。 ほとんどの消毒剤では殺滅できません。普通の状態では2~3年生きると言われています。 予防接種の普及で減ってきている病気ですが今でも見られる病気です。

予防する数をもっと増やしてこれからもっと減らしていきたい病気です。


2009年11月

いぬさん、ねこさんの目に、たくさんの目やにがついていることがあります。

いぬさんの場合、眼球の一番外側の角膜というところに傷ができていることが多く、 ねこさんは、カゼのウイルスによる結膜炎をおこしている場合が多くみられます。 角膜に傷があるかを調べるのには染色液を使います。 最初麻酔の目薬をさして気にならないようにして、そのあと染色液の目薬をさして傷があるか調べます。 ほとんどいやがらずに検査させてくれます。

角膜に傷があると、動物自身の傷を治す反応で角膜が透明な状態から白く濁った状態に変わってしまいます。 したがって角膜に傷がある場合、傷を治すことと白く濁った角膜を治すための眼薬を使います。 もし角膜に傷がある時にステロイドの入った眼薬を使うと角膜がもっと白くなってしまう場合があります。 したがってこの場合ステロイドの眼薬は使ってはいけない眼薬となります。 また角膜に傷ができるのはケガをしている場合だけでなく、涙が作られにくくなる 乾性角結膜炎という病気で角膜が乾いて傷がつくこともあります。 その場合は涙を作れるようにする別の眼薬もつかわなければいけません。

また、ねこさんのカゼによる結膜炎も全身のカゼの治療が主体ですが2次感染をおさえるために 抗生物質の入った眼薬を最初使います。 ステロイドの入った眼薬から使いだすと結果的にカゼの治療を長引かせてしまう可能性があります。 このように目におきている状況によって薬は違うものを使わなければいけません。 間違った眼薬を使えば逆に目の状態が悪くなってしまいます。

いつもよりいぬさんやねこさんに目やにがたくさんついていたら、とりあえず家にあった ご自分の眼薬をさしておこうとしないで病院で診察を受けていただくことをおすすめします。


2009年10月

今回は猫さんの口内炎についてお話しします。

猫さんがエサを食べなかったら、食欲がなくて食べないのか、食べたいのに食べられないのかを見てください。 いつもどおりエサを置いて食べにきて匂いも嗅ぐのに食べなければ、食べたいのに食べられない状況が 猫さんに起こっていることが考えられます。

その原因の一つとして口内炎があります。口内炎は口の中にある炎症をすべて含みますので カゼのウイルスでおこる舌の潰瘍や歯肉炎も含んでお話しする場合もありますが、普通は上あごと 下あごが交わる部分(口峡といいます)に起こるひどい炎症のことをいいます。 口内炎の痛みはひどくてドライのキャットフードがあたっただけで悲鳴をあげることがあります。 治療をしないとどんどん痛みがひどくなってまったくエサが食べられなくなります。 口内炎というとそれほど怖い病気ではないように思われがちですがそうではないのです。 また猫白血病ウイルスや猫エイズウイルスに感染している場合もあります。 なるべく早く見つけて早く治療を始めることが大切です。


2009年9月

「やっぱり先生は動物が好きなんでしょうね。」

よく飼い主さんから言われる一言です。正直なところ飼い主さんほどではないと思います。

私が子供のころは家が食品の関係の仕事をしていたので動物を飼ってはいけないと言われていました。 頼み込んでインコと一度だけイヌを飼わせてもらいました。 そのあと大学を卒業し研修が終わって病院を始めてからゴールデンレトリバーと日本ねこを飼い始めました。 ゴールデンは女性のスカートに頭を入れるという特技をもっていました。関心することにキュロットスカートには 頭は入れないという教わってもいないのに正しい状況判断ができました。 ねこはひどいカゼをひいたときがあり、ずっとトイレのトレーの中に入っていました。 それを見た友人が風呂でのぼせたようだ、と言っていました。笑われたのがくやしかったのか そのあとみるみるうちに元気になりました。

現在フレンチブルドックを飼っています。 彼はタバコを吸っている人の歯磨きのときのようにオエーとします。 なかなか上品なので私と遊んでいるときオエーとしそうになると、ちょっと私に背をむけてオエーとします。


2009年8月

今回はチョコレート中毒についてお話します。

家の中にあるもので中毒をおこすものは意外とたくさんあります。 身近でおこりやすい中毒の一つとしてチョコレート中毒があります。 チョコやココアなどに入っているテオブロミンというものでおこります。 夜コーヒーを飲んだら寝られなくなったことがあると思いますが、その状態がひどくなったのがチョコレート中毒です。 症状は異常に興奮したり不安そうになったり、吐いたり、ひどい場合ケイレンをおこして心臓や呼吸が止まってしまいます。 チョコの種類によってテオブロミンの含まれている量は大きく違います。 イヌさんの体重1キロあたり普通のチョコで20~40グラム、製菓用チョコレートパウダーでは 7グラム程度で中毒をおこすといわれています。 ホワイトチョコはテオブロミンの含まれる量が少ないので中毒はおきにくいと思われます。

家の中にはごくあたりまえにチョコはあると思います。 イヌさんにとってチョコレートは危険な物として口にできるところに置かないでください。


2009年7月

今回は猫白血病ウイルスについてお話します。

ねこさんに感染するウイルスはたくさんありますが主なものとしてはカゼのウイルス (カリシ、ヘルペス)、猫エイズウイルス、腸コロナウイルス、猫白血病ウイルスなどがあります。

猫白血病ウイルスはねこさんのよだれや鼻水のなかにいますのでお互いに舐め合ったり 同じ食器でえさを食べたり水を飲んだりすることで感染します。舐め合うことで感染する ので家の中でたくさんのねこさんを飼っている場合、全部のねこさんが感染してしまうこ ともあります。便や尿にはウイルスは生存しないといわれています。猫白血病ウイルスの 場合は感染したねこさんの30%がずっと血液の中にウイルスがいる状態になります(持 続性ウイルス血症)。他の40%は体の中にはウイルスがいるけれども血液の中にはウイ ルスがいない状態となり残りの30%は一旦ウイルスに感染してその後に免疫ができて体 にウイルスがいなくなる状態になるといわれています。したがって感染してもすべてのね こさんに症状がでるわけではありません。感染したねこさんの20%に腫瘍(リンパ種や 白血病)が発生します。

また免疫の状態が悪くなることで口内炎や昔ひいたカゼの症状が 出る場合があります。ほかには赤血球が減ったり(貧血)、白血球が異常に増えたり逆に 減ったり、血小板が減ったりします。治療はインターフェロンの5日間大量投与と、腫瘍 がある場合は抗ガン剤や貧血には造血剤など、でている症状によって治療がかわります。 残念ながら他のウイルス感染症に比べて治療の反応はあまりよくありません。

しかし感染を予防するワクチンがあります。以前仲間の先生と松本市内で猫白血病ウイルスの 発生状況を調べたところ当院から松本駅にかけて多く発生がみられました。 ねこさんが外に遊びに行ったり、たくさんのねこさんを家の中で飼っている場合は 特にワクチン接種をおすすめします。


2009年6月

今回はマダニのはなしをします。

イヌさんの顔や耳に突然スイカのたねがくっついていたら又は急にイボができたらマダニがついているのかもしれません。

マダニは草むらでイヌさんが通るのを待っていて散歩などでイヌさんが草むらに入った時に寄生します。 もともとの大きさは1ミリ程度ですがイヌさんの血を吸って10ミリ位の大きさになります。 そのときの大きくなったダニの様子がスイカのたねやイボのようにみえます。 ダニはイヌさんの皮膚のなかで温度の低い顔や耳で血を吸います。見えやすい場所なので一度ダニがつけばすぐにわかると思います。 そしてダニは血を吸うだけでなくバベシア症やライム病という病気もうつします。
以前は山に入った猟犬にしか見られないものでしたが最近は家の周りの散歩から帰ってきたらついている等のことが年々増えています。 ダニは無理に引っ張るとキバが残って炎症をおこしますので引っ張って取らないようにして下さい。
ダニはイヌさんの背骨に沿った部分の毛を分けて駆除剤を塗ることで駆除できます。 薬によって違いますが1ヶ月または1ヶ月半のあいだ効果があります。ダニは血を吸ってから48時間以内に駆除できます。 又バベシア症やライム病の病原体の感染率が高くなるのはダニが血を吸ってから48時間以降なので病原体の感染も完全ではありませんが防ぐことができます。

イヌさんの顔にスイカのたねがついていたらご相談ください。


2009年5月

去年もお話しましたがイヌさんがフィラリアになった時の症状についてもうすこし詳しい話をします。

蚊がイヌさんの血を吸うとき蚊はたくさんの血を吸いやすくするためにかわりに自分のヨダレをだします。 ヨダレの中にはフィラリアの子虫が入っています。したがって蚊がイヌさんの血を吸うとフィラリアが イヌさんの体に入ってしまいます。フィラリアの子虫はイヌさんの細い血管に入りそのあと太い血管に乗り 右の心臓に入って成虫になります。

感染してすぐにイヌさんに症状はでません。 フィラリアに感染して何年か経つと右の心臓にフィラリアがいることとフィラリアからの分泌物で その先にある血管がつまった状態になって、右の心臓の血液を送り出すことがうまくできなくなります。 また全身をまわった血液は右の心臓に戻ってきます。しかし右の心臓には送れなくなった血液が残っているので 全身をまわった血液は右の心臓に戻りにくくなって渋滞をおこした状態になります。 渋滞のうしろには肝臓があります。渋滞がひどくなると肝臓の中も渋滞(血液がいっぱい)になり、 肝臓がふくらんでしまって肝臓の仕事であるタンパク質を作ることができなくなります。 そうすると血液は低タンパクな薄い血液になります。

薄い液体は濃い液体に移動する性質があります。 血管の中が薄くなると血管の外は相対的に濃い状態になりますので、血管の中から外へ液体(血液中の水分)が漏れでます。 それがおなかでおこれば腹水、胸でおこれば胸水といいます。胸水が貯まったたりフィラリアの出す分泌物で 肺の血管に炎症をおこすと疲れやすくなったり咳がでたりします。腹水がたまるとお腹がふくらんできます。 腹水がたまった状態はフィラリアの症状が相当進行した状態です。治療にも反応がなくなってしまうことも 多くなり末期に近い状態ということになってしまいます。

フィラリアの予防をしていないイヌさんや毎年11月末まで予防をしていなかったイヌさんは フィラリアにかかっていないか検査を受けていただき、これからの予防をきちんと5月から 11月末までしていただきたいと思います。


2009年4月

今回はイヌさんのアレルギーについてお話しします。

ヒトと同じようにイヌさんにもアレルギーがあります。症状としてはかゆみ(皮膚病)と吐いたり下痢(消化器症状)などがあります。 アレルギーは原因になるもの(アレルゲンといいます)が体に入ったり、くっついたりしておこります。 アレルゲンの種類はいろいろな分類がありますが大きく分けると、食べ物、家の中にある物、家の外にある物、と カビ(真菌)になります。食べ物はなんでもアレルゲンになります。豚肉は比較的多い気がします。 家の中にある物としてはハウスダスト(ダニの死骸)やプラスチックの食器、化繊の敷物などがあります。 家の外にある物としてはスギ、ヒノキ、イネ科植物、ヨモギなどの花粉等があります。(他にもたくさんあります。)

アレルギーの症状としておこるかゆみは目や口のまわり、耳の入り口、手足と指、脇など、かゆがる場所がある程度きまっています。 また、柴犬・シーズー・ダックスフンドなどは他のイヌさんよりアレルギーを起こしやすい犬種です。 治療は抗ヒスタミン・ステロイド・免疫抑制剤といわれるものが主体でしたが2 年ほど前からインターフェロンの治療も 加わりステロイドの副作用の心配も減ってきました。

アレルギーに関しては今回だけではまだまだ足りないので次回もっとくわしい話をしたいと思っています。


2009年3月

2月だというのにあたりまえのように雨が降っています。

この時期に雨が降っても途中から雪に変わっていくのが普通だと思いますがまったくそんなことはなさそうです。
最近、100年に一度の異常気象とか100年に一度の経済危機などという言い方がよく使われています。 何となく100年に一度だから心配ありませんと言われている感じがします。 上に立つ立場でわざと安心させる意味として言われているのであれば大事なことだと思いますが、 それを受け止める側としては今までの100年のあいだには一回だが、これからは同じことが毎年起きるかもしれない 位に考えておかなければいけないような気がします。
物事をネガティブにとらえるのではなくシュミレーションの中に最悪の状況が想定できればその時の対処は 想定ができていなかった時とはまったく違ったものになるはずです。 今年、年配の方からいただいた年賀状に、最近は今までの経験が役に立たないことが多くなったと書かれていました。 そのとうりだと思います。ただそれを悲観的にならずに、これから今までにない新しい経験を積むことができる かもしれないと思うようにしています。
不思議と悪い方のシュミレーションをしておくとそこまで悪いことは起きないことが多い気がします。


2009年2月

今回は避妊手術や去勢手術をするまでの流れについてお話しします。

緊急の手術の場合は全く違ってきますが、ある程度時間的な余裕がある避妊去勢手術をする場合は、 まず心音など全身状態のチェックと血液の検査をします。全身の麻酔をしますのでからだの状態をみるためです。
血液の検査はイヌさんの場合は貧血のチェック、白血球の数と種類のバランス、血液中のタンパク量、 電解質のバランス、血糖値、腎臓や肝臓の検査、あと出血しやすい状態がないかを 血液凝固時間というものや血小板の大きさや数で確認します。
ネコさんはそのほかにエイズと白血病のウイルスに感染していないかを検査します。 検査で問題がなければ都合の良い日に手術の予約をいれていただきます。
手術は水曜・日曜を除いた午前の診察が終わった時から始めます。 手術の12 時間前から絶食と絶水が必要です。前日の夕飯を食べたらそのあとにエサ・水をあげないで下さい。 麻酔はイソフルレンという肝臓や腎臓に負担がかかりにくいものを使います。麻酔の時は人工呼吸器も使います。 麻酔の途中で呼吸が弱くなったり、最悪な場合呼吸がとまってしまう場合がありますが人工呼吸器を使っていれば その心配がなくなります。実は人工呼吸器を使うと自然に自発呼吸は止まってしまいます。 その代わりに器械で適切な呼吸回数に設定し、安定した麻酔の状態を手術中維持できるようにしています。
手術当日は来院していただいたら麻酔の前投薬を注射します。その後お預かりして手術の準備にはいります。 立ち会いの必要はありません。退院は翌日です。

手術や麻酔にはリスクは避けて通れません。すこしでもリスクが下がるようにして飼い 主さんが手術を受けていただく時、なるべく心配が少なくなるようにしていきたいと思っ ています。


2009年1月

今回は会陰ヘルニアについてお話します。

会陰(えいん、と読みます)とは肛門のまわりの部位のことです。 会陰ヘルニアは肛門のまわりの筋肉が薄くなり破れてしまって、おなかの中にある腸や膀胱がでてしまう病気で、 見た目には肛門を中心に片側または両側がぽっこりとはれてしまいます。 ヘルニアになると一生懸命ふんばるのに便や尿がでなくなります。指で押しても痛がりません。

原因としては男性ホルモンの影響が考えられています。したがって5 歳以上の去勢手術をしていないオス犬さんでおこりやすい病気です。 この病気になった時は救急処置として肛門に指を入れ便をかき出したりカテーテルという管を入れて尿を出したりします。そのあと筋肉の 破れた部分にヘルニアプレートというものを入れて腸や膀胱がおなかから出ないようにします。
筋肉を縫い合わせる手術もありますが筋肉が薄くなっているのであとでまた破れてヘルニアをおこすことがあるので 当院ではヘルニアプレートを使う手術が一般的です。
もともとよく鳴く犬さんがなりやすいと感じています。鳴くことは腹圧がかかるのでヘルニアをおこしやすいと思います。

犬さんの高齢化がすすんで会陰ヘルニアは多くみられる病気になってきました。 去勢手術はメス犬さんの避妊手術に比べるとその重要性が低いように思われてきましたが 最近では会陰ヘルニアをおきにくくするため、他にも高齢になっておきる病気をおきにくくできるので大事な手術だと感じています。


2008年12月

今回は白内障についてお話します。

犬や猫にも白内障があります。白内障は目の中のレンズ(水晶体)が白くなってしまう病気です。原因として生まれつき(先天性)とそれ以外として若年性、糖尿病性、外傷性、 内分泌性、中毒性、老齢性のものなどがあります。ねこさんはもともと白内障になりにくく外傷からなる場合が一般的です。イヌさんは年齢とともに例外なくすべてのイヌさんが 発症すると思います。前にお話しましたが大型犬と小型犬では平均的な寿命に違いがあるので白内障になる年齢も違います。小型犬・中型犬は10 歳を超えてから大型犬は 8歳くらいから発症する場合が多くみられます。

治療はレンズの交換をする手術です。当院は手術経験の多い大学病院の専門医に紹介をしています。

すべての方が遠方でやはり費用のかかってしまう専門医で手術を受けていただけるわけではないと思っています。ほかには白内障の進みかたをゆっくりにする目薬があります。 その薬を使って症状がゆっくりになることで散歩で物にぶつかったりしないようになる場合が多いのでQOL(生活の質)をあまり下げないようにできます。 愛犬に気になることや思い当たる事がありましたらご相談ください。


2008年11月

最近エビデンスという言葉がよく使われます。
エビデンスとは根拠という意味です。私たちの場合は獣医学的な根拠となります。

最近はエビデンスに基づいた獣医療を心がけるよういにして経験や独自な治療をしないでだれでも同じことができるようにしています。
ただすべてエビデンスに基づいた治療するのではなく、エビデンスはないけれど(きちんとした根拠はまだないけれども)という場合があります。
たとえば以前から膀胱炎をおこしやすい、胃炎をおこしやすい、または心臓の病気があるなどの動物が季節の変わり目に 急にその症状が出てきたり悪くなったりということが同時期におきることがあります。 まったくの個人的な考えですが気温・気圧・湿度の変化が体の免疫・ホルモン・神経の三つのバランスのどこかに作用して同時期に体調の変化をおこしたのではと思っています。

まだまだわからないことがたくさんありますが、今までははっきりできなかった根拠(エビデンス)ができた時はもっとよい医療ができるはずです。
同じ症例のつもりでも、いつもと同じなのか違うのか、小さな変化を見逃さないようにこころがけて診療をしていこうと思っています。


2008年10月

今回は猫のエイズについてお話しします

猫のエイズはウイルスの感染によっておこります。
人のエイズウイルスと同類ですが猫以外には感染しません。また比較的弱いウイルスでアルコールや洗剤でも死滅します。 けんかなど咬まれることによって感染しますが、交尾や接触だけでは感染しません。

したがって一緒に飼っている猫がエイズのウイルス感染があっても、咬まれることがなければ他の猫が感染していないことがよくあります。

現在、日本では外に出る猫さんの12%にウイルスの感染があるといわれています。 けんかをする雄猫に多く見られます。ウイルスの感染は血液検査でわかります。 感染すると無症状の時期が数年続きます。そのあと口内炎や皮膚病などをおこし、 ゆっくり免疫の機能がおち免疫不全の状態になります。やせてきて腫瘍ができたり 昔ひいたカゼの症状がでて治らなくなったりします。

しかし感染がわかった時点でインターフェロンを投与すれば無症状のまま寿命を迎える猫さんもたくさんいます。 最近猫エイズのワクチンができました。外に行く猫さんや他の猫に咬まれたことのある 猫さんは、まずウイルス感染の検査をうけて、感染のある猫さんはインターフェロンの治療を、 感染のない猫さんはワクチンをうけていただきたいと思います。


2008年9月

今回は椎間板ヘルニアについてお話しします。

人間と同じようにイヌさんも椎間板ヘルニアになります。
急に首や腰を痛がったりうまく歩けなくなったり起き上がれなくなってうんちやおしっこが出にくくなったりします。
椎間板は背骨と背骨の間にあって骨同士がぶつかっても大丈夫なようにするためのクッションのような物です。 その椎間板が軟骨や線維に変わって、上にある神経を押し上げておきるのが椎間板ヘルニアです。 軟骨に変わりやすいのはダックスフンド、コーギー、シーズー、ビーグルで若い時から起こります。 線維に変わるのは犬種に関係なく加齢に伴ってゆっくり起こります。
どちらにしても四肢の麻痺など後遺症を残さないために早く発見し早く治療することが大切です。


2008年8月

暑い時期になると吐いたり下痢をしたり胃腸の調子が悪くなるいぬさんやねこさんが増えます。
ほとんどの場合2~3日の胃腸炎の治療でよくなりますがそうでない場合もあります。その一例として異物を飲みこんでいる場合があります。石、木片、ボール、ビニールなどや夏ではとうもろこしの芯や桃の実などを飲み込んでいる場合もあります。
異物は大きいものは胃で、胃を通過しても小腸で閉塞してしまうことがあり完全な閉塞をおこすと急いで手術して摘出する必要があります。
散歩の途中何か食べていないか、家のなかにいる場合何かなくなっているものはないか気をつけていただきたいと思います。
子犬の時期はとくに注意が必要です。
成犬になってもダックスフンドやキャバリアは異物を飲み込んでしまうことが多いように思われますので注意してください。


2008年7月

6月末~7月始め頃におきやすい病気として熱中症があります。以前は日射病とも言われていましたが、日にあたっておきるだけではなく体育館の中でもおきるので言い方が変わってきました。
犬ねこでおきるのは、ほとんどいぬさんです。
真夏より梅雨どき急に晴れたあとにおきることが多くみられます。車に乗せたままエンジンを切ってちょっと買い物に行ってもどってきたらハアハアして苦しそうになった、真夏ではないので家の庭に半日おいておいたら倒れていた、など大丈夫だろうと思っていて熱中症になってしまう場合が多いようです。
いぬさんは人間とちがって体があつくなってもほとんど汗をかきません。息をハアハアさせてからだの熱をだしてまわりの涼しい空気を吸って体温を調節します。
しかしまわりの空気が暑ければ一気に体温があがってしまい熱中症になってしまいます。
熱中症になると電解質異常やショック、DICという体のいろいろな場所からの出血など、めずらしいことでなく命にかかわる重大な問題をおこします。
熱中症をおこさないようにするために飼い主さんは、いぬさんは人間より暑さが苦手だということや、いつもよりハアハアしている様子がないかなど、いぬさんの様子を日頃から気をつけて見ていただきたいと思います。


2008年6月

今回はフィラリアになるとどうなるのかをお話します。
フィラリアという病気になるということはそのイヌさんは心臓の病気になってしまったということなのです。
心臓の病気は右の心臓と左の心臓で悪くなった場所で症状が違います。フィラリアにかかると右の心臓が悪くなります。
実際には疲れやすくなる、セキがでる、おなかに水がたまる等の症状がでます。おなかに水がたまる状態になると命の問題になってしまいます。
またフィラリアになったイヌさんがすべてなるわけではありませんが急性フィラリア症というおしっこが赤くなって急に元気がなくなる症状もあります。
このようにかかってしまうと大変な病気です。かからないように予防ができる病気ですから今からでも間に合いますのでぜひ予防をしていただきたいと思います。


2008年5月

5月末からフィラリア症の予防が始まります。1 ヶ月に 1 回、11 月末まで薬を飲んで予防します。6ヶ月間有効な注射もありますがショックをおこす可能性があるので当院では使用していません。
また、フィラリア症予防薬で回虫や釦虫などの虫下しができるタイプもあります。
待ち時間がなるべく短くなるように 5 月の始めから順番にはがきを送ります。
はがきが着きましたら犬さんと来院ください。その時フィラリアにかかっていないか検査をします。フィラリアにかかっていて予防薬をのませるとショックをおこすことがあるからです。
昨年の 11 月以降に生まれた犬さんは検査の必要はありません。体重で飲ませていただくくすりの量が変わるので毎月体重をはかって予防薬をお渡しします。


2008年4月

飼い主さんと飼われている動物が似ていることはよくあることだと思います。
顔が似ている場合もあれば体型が似ている場合もあります。
最初は標準の体型だった動物が年齢が進むにつれ太ってしまうこともよくあります。
動物の体重を減らすには食事の変更が一番大切で飼い主さんにもそのことを話ます。
何ヶ月か経って動物の体重が減って、 ”よかったですね”と話をすると
今までしていなかった散歩をきちんとするようになった、とのこと。
よく見ると飼い主さんもスリムになっているなんてこともあります。


2008年3月

飼い主さんのきちんとした食事管理や病気に対する早めの受診により、犬や猫さんの平均寿命は10年・20年前に比べずっと長くなっています。
小型・中型犬は15歳、大型犬は12歳くらいが平均的な寿命ですが当然それ以上長生きできる犬さんはたくさんいます。
その犬さんのなかには夜泣き、部屋の隅に頭を突っ込んだまま戻らない、異常な食欲がある等の症状がでることがあります。人間と同じ痴呆(認知症)の症状なのです。
脳の血管の異常によって起こると考えられています。マグロの目の奥にあるDHAやEPAという脂肪を与えると(サプリメントがあります)症状が軽減する場合が多いので気になる症状がありましたら相談下さい。


2008年2月

寒い日が続いています。高齢な犬さんで昔にくらべて寒がるような場合、甲状腺機能低下という病気の可能性があります。
きちんと診断をしてクスリを飲めばそれほど怖い病気ではありません。血液をとって検査センターに送って調べます。
心当たりがあったり気になることがありましたらご相談下さい。
来院できない場合は電話で様子を言っていただければ結構です。


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